前回まででひと通り360度の画像と動画の作品が完成しました。今回はそれらを共有する方法について記していきます。
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360度画像を共有する
静止画を共有する方法はこちらのサイトにまとまっているので参考にしてみてください。
上のサイトには載っていないのですが、筆者はこのブログに360度画像を埋め込むサービスとしてtheasysを使用しました。
Roundmeを利用したかったのですがうまく使えなかったからこちらを使用しています。機能はほぼ同じなのでどちらを使っても問題ないと思います。
この他、360度画像を共有する方法としてストリートビューにアップロードするというのも一般的です。
THETA+で加工する

Facebookでは、360度画像・動画を共有することができますが、それ以外のSNSでは原則扱えません。Twitterやinstagramに投稿するためには上記のような外部サービスを使用してリンクを貼り付けるか、加工してリトルプラネットなどの画像として共有することとなります。
リトルプラネットなどは、THETA+というアプリで作成できます。
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印刷して楽しむ
SAYA360
SAYA360というサイトで、360度画像をペーパークラフトに変換して印刷ことができます。展開図にもいくつかの種類があるので挑戦してみてください。
球面プリントサービス
同様のサービスとして有料ですがこちらもあります。1000円ほどかかりますが、こちらはカット済みの展開図が送られてくるようです。
PANORELLA
PANORELLAというサービスを使用して、傘の内側に360度画像を印刷することができます。
Scandy Sphere
少々値が張りますが海外のサービスで、綺麗な球体に360度画像を印刷できるものもあります。
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動画を楽しむ
制作した360度動画を楽しむ方法もご紹介します。
パソコンで楽しむ
GoPro VR Player
無料で使えるソフトとしては最も使いやすいと思います。HMDやゲームコントローラー、Leap motionに対応してますのでジェスチャーで視点を動かすこともできます。
HMDで楽しむ
OculusやVive、WMR、PSVRなどの各種HMDで楽しむことももちろんできます。各々の動画再生プラットフォームがあると思うのでそちらや上記のGoPro VR Playerを使用してください。
スマホをHMDにするという方法もあります。高機能なものはAmazon等で取り扱っていますが、なんと100円ショップでも買うことができます。
動画サイトに投稿する
YouTubeや、VeeRといった動画サイトは360度動画に対応しています。VR動画としてメタデータが埋め込まれていれば、そのままアップするだけでOKです。ある程度品質は落ちますが、多くの端末で互換性がありますので、おすすめです。
ドームマスターに変換して楽しむ
Cube2DMでドームマスターという形式に変換することでさらに楽しみ方は広がります。ドームマスター形式についてはこちら。
Cube2DMを起動し、360度画像・動画ファイルをエクイレクタングラーとして入力します。出力形式としてドームマスターを選び、画角を180度、解像度は出力するディスプレイやプロジェクターの性能に合わせてください。
Gakken worldeyeに投影する
筆者はGakken worldeyeという球体ディスプレイに投影して楽しんでいます。640×480にリサイズし、中央部にドームマスターの映像を配置する必要があります(左右はマージン)。AviUtlやPremiere Proを使用してエンコードしましょう。HDMI入力を備えているため、GoPro VR Playerとの合わせ技も可能なようです。
簡易ドームを購入する
自宅に小さなドームスクリーンを購入し、短焦点プロジェクターで投影する方法もあります。
+domeは普段はシーリングライトとして使用できるドームスクリーンです。
詳しい投影方法はこちらに書いてあります。
もう少し大きめのドームとしてはペーパードームがあります。
プラネタリウムを貸し切る
博物館や科学館にあるプラネタリウムは使用料を払うことで貸し切ることができるそうです。これについては、ドームで上映会さんが企画しているのでこちらをご覧ください
次回は動画のキャプチャ編集について記します。一定の画角に切り出したり、リトルプラネットに変換することができます。
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